私は、1児の母親。
現在2人目を妊娠している。
早速カミングアウトすると、
私は公園が苦手。
長男である息子と、公園に行くのが苦手である。
それに気がつくまで、そしてこうやって「苦手です」と言えるようになるまで、かなりの時間と勇気を要した。
今も、公に「苦手です」ということに羞恥心が一切ないかと言われたら、ある。
親失格のような気がして。
だが、私が思うのだから
あと1,000人くらいの親と呼ばれる人が公園嫌いでもおかしくない。
そう思って、ネット上にこの記事を落としておこうと考えた次第。
サポーターを募るわけではないが、
この記事に共感した親が、明日も無理して公園へ行かなくてもいいんだと思ってほしい。
公園が苦手、その理由
なんで公園に我が子を連れて行くのが苦手なのだろう。
私は前職、インターナショナルスクールで勤務していた。
そのスクールでは「公園にお散歩に行く」という時間はなかったものの、生徒と先生が一緒に園庭で遊ぶ時間はあった。
保育園の先生とはいえ、その頃から「自由に子供と遊ぶ」のが苦手だったかもしれない。
いや、インターの時は苦手ではなかった、その時間すらお給料が発生していたから。
苦手なことでもお金が発生していると思えば、難なくできることは誰しもあるだろう。
だが息子が生まれ、彼が歩けるようになって、走れるようになってから公園に行き始めたが、どうも苦手。
なぜだ。
公園が苦手な理由。
当たり前に、私の性格がそうさせているのだろう。
子供相手とはいえ、私は人に合わせるのがとても苦手なのだ。
子供のスピードに合わせて走ったり、好きでもない砂場遊びや、永遠にジャングルジムの下で待っているなんて耐えられない。
自分も遊びたい。
私も滑り台で遊びたい。
妊娠しているので、全て叶わない。
出産後は、もしかしたら意見が変わるかもしれない‥。
追いかけっこだって、息子が追いつかないくらい真剣に遊びたくなってしまう。
息子相手でさえ、私は合わせられないのだ。
自分がなんだか、とっても自己中な親に見えてきた。
多分、そういう人間なのだろう。
公園が苦手、その理由2
そして、公園で話し込んでいる親御さんを見るのも好きではない。
だいたいが「となりのお母さんに合わせる話し方」や「我が子の愚痴大会」が話題に上がることが多い。
そんな仲間には入りたくないし、そもそも私の耳に入るのも、すごく嫌悪感を覚える。
尖った意見で気分を害してしまったら申し訳ない。
だけど、日本の文化として、自分の子供を蔑むのは本当にやめた方がいい。
子供の性格にも影響するし、なんならその子が親になった時に同じことが起きる。
耳にも入れたくないし、その光景すら視界に入れたくないのだ。
公園に連れて行かない=悪?
公園に連れて行かない親は悪、ではないことをここで強調しておきたい。
子供にとって「外」は遊び場。
何も公園だけが行き先ではない。
スーパーだって良い。
子供用のカートで歩かせれば、立派なお散歩ではないか。
走らせたければ玄関先でも良い。
河川敷でも、ショッピングモールでも、選択肢は見渡せばたくさんある。
子供は、どこでも遊び場になるのだ。
別に公園に連れて行くなと言っているわけではない。
公園に連れて行くのが好きな人は一緒に行けばいい。
我が家は毎日公園には行かないが、外出は毎日する。
駅周り一周歩いても良いし、遠出して海の近くまでいくこともある。
バスに乗って数駅行って、また戻ってくる、なんてこともある。
乗り物大好きの息子にとっては、最高の外出だと親は思う。
とりあえず、子供を日光に当てて体力を消耗させることに一番の目的があるということを忘れてはいけない。
その「場所」なんてどこでも良いのだ。
私のように公園が苦手な人でも、オプションは無限にある。
親の好きも反映して良い
公園に行くのが苦手なことについて、まだ罪悪感を感じてしまうことがある。
だが一番大切なことは、【親の特技を子供と一緒にすること】だと私は考える。
親も楽しく、子供も楽しく、そして双方が生き生きとしている時間がとっても貴重だ。
例えば私。
私は料理が好きだ。
子供の頃は両親が共働きだったこともあり、小学校上がってからすぐ包丁を握って料理をしていた。
今では息子と一緒に料理やお菓子作りする時間が何よりも楽しい。
息子も、混ぜる、卵を割る、入れる、スイッチを押すなどの工程に参加させてもらえることをすごく楽しんでいる。
自分で作ったものを誇らしげな顔で食べている息子の姿は、どんな後片付けが残っていようと幸せな気持ちにさせてくれる。
パズルもとても得意。
息子は2歳だが、私のパズル好きに付き合って一緒にやって行くうちに、50ピースのパズルをほぼ自力で完成させることができるまでになった。
親としても、一パズル好きとしても、とても嬉しいことだ。
そしてガーデニングが好き。
昨年は息子と様々な野菜を種から植えて、育てていた。
土を触る息子は、常にキラキラした目で参加してくれ、水やりや植え替えも積極的に手伝ってくれた。
ここからは主人を例にしてみよう。
主人は、ブロック遊びがとても得意。
レゴのような、一から形を作っていくような遊びが好き。
積木や、貰い物のマグネットブロックで、時間を忘れて息子と楽しんでいる。
こういうの↑。
掃除も好き(助かります)。
主人の掃除好きが功を奏したのか、息子は掃除機が大好きだ。
主人が一声”Vacum cleaner”と言えば息子は、いちもくさんに掃除機の元へ走って行き、コードを出してコンセントに差し込む。
主人が掃除機をしている間もずっと後を追って、終わったらすぐにコンセントを抜き、コードをしまう。
最強掃除機タッグだ。
私たち夫婦でいうと、英語絵本は最低1冊は読み聞かせている。
私も主人も英語を使って仕事をしているので、英語絵本は楽しく継続している。
毎週のように図書館に行っては、すみっこの外国語絵本コーナーで、どれを借りるか息子と大会議だ。
図書館に置いていない絵本は値段気にせず、すぐにAmazonで購入。
ここはケチらない。
このように、親にも得意・不得意がある。
逆に私は掃除が苦手だし、主人はパズルが苦手。
その延長線上に、「公園の好き嫌い」があるのではないだろうか。
公園が好きな親もいれば、苦手な親もいる。
そして、子供の年齢によっても変わってくるだろう。
もちろん、子供の性格も加味する必要がある。
というかここが一番大切である。
公園が苦手な子供もいる。
息子は人気のない公園だと普通に遊ぶが、人が多すぎると自転車からも降りない。
親にも公園が得意な人と嫌いな人がいるように、子供にももちろん、性格があるのだ。
苦手なことを無理して頑張るより、我が家なりのルールや好きなことを共有して、楽しく過ごしたい。
私は公園が苦手
公園が苦手な親について、ここまで話してきた。
もちろん、全てのことが同じスキルではないので、
公園で遊ぶのも大切だし、土仕事を一緒にしたり、家でたまにはゲームに没頭するのだって、全て子供の成長に繋がるだろう。
公園が苦手なら、無理して行かなくても子供は成長する。
公園以外にも、日光を浴びる場所なんてゴマンとあるだろう。
年齢に合わせた時間配分で、親も子も一緒に遊べることを探すのが、家族円満の秘訣だと、私は思う。
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