この記事はこんな方向けです。
- NISAを始めようと検討している方
- 既にNISAを利用している方
- 改正要望の内容をサクッと知りたい方

今回の改正案、どんな影響があるの?
今までと何が変わるの?
2022年8月23日に、政府がNISAについての改正要望を発表しました。
投資家の方であれば、先日のニュースを目にしたかと思います。
長期投資をしている方・NISAを利用している方でしたら全員が関係してくることですね。
ぜひサクッと学んでいってください。
NISAとは?

まず、ニーサって何?
ニーサとは非課税で投資できる制度です。
通常、投資の利益には20%の税金がかかります。
例えば、
100万円を投資して10万円の利益が出た時、10万円に対して課税されるのです。
110万円の評価額ですが、2万円(20%)の税金が引かれます。
実際には108万円ですね。
ですがNISA制度を利用すれば、110万円が丸々手元に残ります。
非課税ですので。
額が大きくなりやすい投資の世界では、20%は大きいですね。
非課税になるのなら、利用しない手はありません。
NISAには3つの種類があります。
ニーサの種類
NISAには、一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAがあります。↓
(出典:金融庁)
今回の改正要望の対象は、一般NISAとつみたてNISAです。
どんな改正要望があったのでしょうか。
解説していきます。
3つの改正要望
改正要望は主にこちらの3つです。
- 期間の恒久化
- 非課税限度額の引き上げ
- 未成年の拡大
図にするとこちら。
期限 | 期間 | 限度額 | 対象年齢 | |
一般NISA | 2028年まで
→恒久化 |
最長5年間
→恒久化 |
年間120万円
→240万円 |
18歳から
→変更なし |
つみたてNISA | 2042年まで
→恒久化 |
最長20年間
→恒久化 |
年間40万円
→年間60万円 |
18歳から
→18歳未満 |
(変更は、検討段階です)
1つずつ詳しく見ていきましょう。
期間の恒久化
金融庁は、非課税期間の無期限化を求めることにしました。
現在の制度では、
可能な投資期限は、
一般NISAは2028年まで、
つみたてNISAは2042年までと期限が設けられています。
この期限内で最長、
一般NISAは5年間
つみたてNISAは20年間の非課税枠を利用できます。
今回の税制改正要望でこうした期限をなくし、制度の恒久化を求める方針です。
また、非課税で保有できる期間を無期限とすることも求めました。
要は、【期限なしでNISAを利用できるようにしていこう】という改正案ですね。
現在の制度では、
2023年以降につみたてNISAを利用し始めた方は、20年間の最大利用ができません。
始めるのが遅ければ非課税枠も減ってしまいます。
期間・期限の恒久化によって、NISAをいつ始めても最大限活用できるようになりますね。
非課税限度額の引き上げ
非課税限度額の引き上げの方針も、求めています。
現在の非課税枠は、
一般NISAは120万円
つみたてNISAは40万円です。
これらを、
一般NISA240万円、
つみたてNISA60万円引き上げるよう求めています。
さらに、現在は一般NISAとつみたてNISAの併用はできません。
ですが改正案では、併用可能にすることで、年間合計300万円を非課税で投資できるよう求めています。
未成年枠の拡大
未成年のNISA枠も拡大するよう、制度を改正する方針です。
現在、未成年がNISAを利用したい場合、ジュニアNISAしか選択肢がありません。
ジュニアNISAは2023年に廃止が決定しているので、それ以降は非課税で投資することができないのです。
ですが今回の改正案では、
改正後のつみたてNISAの対象年齢を、未成年にも拡充する方針を求めています。
まとめ|長期投資家に追い風
今回は2022年8月23日に発表された、NISAの改正案について解説しました。
図にするとこちら。
期限 | 期間 | 限度額 | 対象年齢 | |
一般NISA | 2028年まで
→恒久化 |
最長5年間
→恒久化 |
年間120万円
→240万円 |
18歳から
→変更なし |
つみたてNISA | 2042年まで
→恒久化 |
最長20年間
→恒久化 |
年間40万円
→年間60万円 |
18歳から
→18歳未満 |
NISA制度のモデルとなったイギリスのISA制度は恒久化されています。
恒久化で、NISA制度がより一層使いやすくなるといいですね。
参考にしたサイトはこちら。


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