作り笑いする子供にかけてあげたい言葉はこれでした

コラム

 

子供の作り笑いを見たことがありますか。

 

また、見た時、遭遇した時にどんな対処をしますか。

 

 

私には2人の息子がいます。

この記事を書いている現在(2022.10)は、長男が3歳・次男が0歳です。

 

次男が生まれたあたりから、長男がよく作り笑いをするようになりました。

 

どんな時に作り笑いをするのか?

  • 悪いことをした時
  • 悲しい時
  • 隠したい気持ちがある時
  • さみしいとき

長男が作り笑いをする時は、だいたいこの中のどれかに当てはまります。

 

作り笑いする時の、長男の心の中はきっと‥

母が次男にばかり‥でも赤ちゃんだから、遠慮しなきゃ

そんな気持ちが入り乱れている。

 

作り笑いをさせてしまう母に責任があるのかな。

長男には、とにかく我慢させているなと申し訳ない気持ちになります。

 

ですが次男が2ヶ月を過ぎた頃、作り笑いについて、長男と話し合う機会を設けました(話し合いというより、母が伝えたいことを話しました)。

 

その話し合いの、一部始終を記事に書き起こしてみます。

 

作り笑いする子は、優しい子だと思います。

ですが親や保護者は、その優しさにあぐらをかいてはいけない。

 

その優しさは、気遣いからくるもの。

 

大人にまで気遣いするようなことはしなくていい。

そう教えるのが、大人です。

 

私も含め、作り笑いをする子供が周りにいる方は、

ぜひ「笑わなくていいんだよ」と言ってあげたいですね。

 

作り笑い、させてごめんね

 

この話し合いは、長男と私、母の2人きりの時間に行いました。

時間帯は、夜寝る前。

 

私が長男に背を向ける形で、次男の寝かしつけをしていたら、

いつものように私にちょっかいを出してきては作り笑顔を繰り返す長男。

 

次男を寝かしつけた後、話し合いを始めました。

お部屋は真っ暗です。

 

いつも笑ってくれてありがとう

いつも我慢させて、ごめんね

 

長男が笑いたくない時に笑うのは、母に長男を見てほしい時だよね

そんな時、次男を見ていなきゃいけなくて、ごめんね

 

母は、いつも長男が大好きだよ

 

だけど、だけどね

笑いたくない時は、笑わなくていいんだよ

 

隠したい気持ちがある時は、その気持ちを隠さなくていい

隠さないで、教えてほしい

 

悲しい時は、悲しいって言っていい

怒っている時は、怒っていると伝える

寂しいときは、寂しいからこっちきてって言っていいの

 

なんだか不安で怖い時は、何も言わなくていいから、ギュッてして

 

たくさん我慢してくれてありがとう

今日はもう寝るから、明日から、もし悲しい気持ちや寂しくなったら、ちょっかいするんじゃなくて、「寂しいよ」って言ってみて

 

必ず、母必ずかけつけるから

 

 

こんな内容でした。

長男は少し驚いた様子で、でも途中から笑顔を作るのをやめて、目に涙をためて聞いてくれました。

 

最後まで聞く前に、ふわぁ〜んと泣き出して、心に溜まっていた不安を涙と共に流してくれた。

 

話して良かったなぁ

そう感じました。

長男の様子

 

次の日から、長男は少しだけワガママになりました。

 

自分の気持ちを、表に出す努力をしだしたのです。

 

正直母としては、やることや見ることが増えたので大変だなぁと感じることも増えました。

 

だけど、長男の要求にはしっかりか応えていきたい。

 

優しい子は、すぐ溜めてしまう。

 

溜めたものは、なかなか出せない。

溜めて溜めて、自分の殻の中で苦しくなってしまう。

 

そうなる前に、大人や周りが気がついて、少しずつほぐしていかなければ。

 

長男はやっと、自分の心に正直になろうと努力を始めてくれました。

 

それを、大変だからという私の理由で無視することは、してはいけない。

 

次男が赤ちゃんなので、てんやわんやになるけど、それでも、長男の要求にはしっかり前から向き合っていきます。

まとめ|親の力量が試される

作り笑いをしてしまう子にかけてあげたい言葉、長男の実際の反応についてお話しました。

 

毎日思いますが、作り笑いは何かを溜めている証拠。

私たち大人は、作り笑いをする子から溜めているものを出してあげなければいけないと思います。

 

溜めたままだと、本当の気持ちや性格、要求を他人に伝えることができない人になってしまいます。

 

殻に閉じこもってしまう。

 

そうなる前に、ちょっとずつでいいから、自分の気持ちに正直になる方法を伝えていきたいですね。

 

私の息子・長男も、3歳ですが毎日一生懸命、自分の気持ちを教えてくれます。

 

忙しさにかまけず、ないがしろにせず、しっかり時間をとって正面から向き合っていきます。

 

親として、母として、大人として、良き理解者として、頑張っていきたいです。

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