【新・教育本】子育ての概念をくつがえす1冊【反省させると犯罪者になります】

コラム

 

子供が悪いことをした時、真っ先に謝らせていませんか。

 

  • ごめんなさい
  • もうしません
  • すみませんでした

と言わせていませんか。

 

 

日常的に行われている【反省】。

実はその【反省】が、子供に大きな傷を負わせる原因になっているのです。

 

悪いことをしたら反省させるのが当たり前でしょ?

私も最初はそう思っていました。

逆にどう言えば、子供にどう言わせればいいのだろう。

 

ですが、1冊の本を読んでから、子供に強く「謝りなさい」と言わなくなりました。

【反省】の深刻さが理解できるようになったからです。

 

 

こちらの記事は、こんな方々におすすめです。

  • 現在子育て中の方
  • 子供と接する仕事をしている方
  • 子供について悩みがある方
  • 幼少期に親から暴力・無視をされていた方
  • 親の財布からお金を盗んだこと・友達のものを盗んだことがある方

 

【反省】の深刻さを、ぜひ一緒に学びましょう。

 

参考図書

 

今回の記事を書くにあたり、大変参考にした本がこちらです。

【反省させると犯罪者になります】

 

 

こちらの本は、主に【犯罪者がどうして犯罪者になってしまったのか・その原因は幼少期と深く関わっている】という内容です。

  • 刑務所にいる方々のインタビュー
  • その内容から見えてくる、幼少期の危ない行動
  • 【反省】させることの危なさ
  • その対処法

 

内容は、犯罪を犯してしまった人々に焦点が当てられています。

 

直接的に【教育・子育て】と関わりがないように見えますが、実は深く根付いているのです。

 

なぜなら、犯罪を犯してしまった人々は、幼少期に【反省させられ続けている】からです。

 

反省に慣れてしまった結果、深刻な犯罪にまで至ってしまう。

 

こちらの記事では

特に教育と子育てに焦点を当てて、本書をご紹介します。

 

 

記事の内容が少しでも気になった方は、本書を読んでみてください。

教育・子育てについての概念が変わります。

 

反省社会

世の中は、【反省】に溢れています。

 

テレビをつければ誰かが謝っていて、「すみませんでした、もうしません」と言っている姿を見たことはありませんか。

 

家で悪いことをした子供は、親が必ず「謝りなさい・ごめんなさい、は?」と叱られます。

学校では反省文という形で、先生が生徒に【反省】を促します。

 

世の中、【反省】に溢れているのです。

 

そして、同じように育てられた子供は、またその子供に同じように育てます。

今まで言われてきた、「謝りなさい・ごめんなさい、は?」を自分の子供に言うようになります。

 

なぜなら、育てられたようにしか育てられないからです。

やられたことを、人は他人にするものです。

 

世代を超えて、伝染していくのです。

 

どこかで誰かが介入して、負の連鎖を断ち切らなければいけません。

今、止めなければならないのです。

 

学校の反省文問題

学校の教育について、もう少し考えてみましょう。

 

生徒が悪いことをした時の対応は、そうです。

反省文を書かせます。

 

そして謹慎期間というものを設けて、その間に【反省】させます。

そしてその反省文が先生たちに「認められたら」、謹慎解除となる。

 

これは一般的な流れであり、学校の【反省の手順】と言えるでしょう。

 

 

反省は抑圧と生み、最後に【爆発】すると、本書はいいます。

 

慣れが【犯罪】に繋がる

そんな社会で育った子供はどうなるのでしょう。

 

反省すること自体に、【慣れ】てしまうのです。

その積み重ねが、自分の本当の意見や感情を押し殺すことを強要させる

 

そして、自分の感情や意見を押し殺し続けた子供はどうなるのでしょうか。

 

結果として犯罪に繋がってしまうのです。

 

ずっと溜め込んだまま、幸せに生きていくことは誰もできません。

 

必ずどこかで、どんな形であれ、爆発してしまいます。

それが、【犯罪】となってしまうのです。

 

【犯罪】とは、どんな形で表れるのでしょうか。

他人を傷つけるだけが犯罪ではありません。

 

詳しくご紹介しましょう。

 

【犯罪】とは

犯罪と言っても、誰かを傷つける行為だけを指すのではありません。

 

自殺も、犯罪の一種に当たります。

【自分を殺す】ので、言葉を選ばずに言えば、他人か自分かの違いですね。

 

そして薬も同様です。

加害者も被害者も自分なのでわかりにくいですが、一種の自傷行為なので犯罪です。

 

 

もう少し違った形で、表面化することもあります。

  • 未成年の飲酒・喫煙
  • 援交
  • リストカット
  • 非行
  • 万引き

 

他にも、【心の病】として表れる場合もあります。

  • うつ病
  • 摂食障害
  • 依存症

等々。

 

犯罪とは他人を傷つけるだけではありません。

自分自身も被害者の1人なのです。

 

 

犯罪の定義を、本書から抜き出してみました。

人間の心の中にある【攻撃性】が表面化したもの

 

その刃が他人に向くか、自分に向くか。

どちらも【犯罪】であることには変わりません。

 

反省させない

では【反省】させないのなら、どうすれば良いのでしょうか。

 

問題を表面上だけ見れば、悪いことをした本人だけの責任です。

ですが、なぜしたのか?なぜその行動に至ったのか?

 

 

【反省させる】ことは大人にとってすごく都合がいいのです。

 

「ごめんなさい」と言わせれば、相手が納得する・自分が納得する

「もうしません」と言わせれば、こちら側の気持ちが落ち着く。

 

もちろん、そうした環境で育った子供は、大きくなったら同じことを他人に求めます。

 

行動で表れる【悪いこと】は、必ずそれに至るまで、何かしらの原因があることを忘れないでください。

 

本人の言う分は聞きましたか。

本人に、自分の言う分を共有するチャンスを与えましたか。

 

 

反省させない対処法が、【聞くこと】です。

 

  • 悪いことをしてしまったまでに至る経緯
  • 原因
  • もっと過去の原因
  • わだかまり
  • 心の傷
  • もやもや
  • しんどさ

 

子供に聞いてみましょう。

どうしてそのことをしたのか、を。

 

 

怒りながら聞いてはいけません。

怒鳴りながら「なんでそんなことしたの」と聞かれても、本当のことなんて言えませんよね。

聞く側も落ち着いて話し合う時間を作らなければいけません。

 

 

もちろん、それには聞く側の対応力・忍耐力も求められます。

簡単なことではありません。

 

ですが、今日から始めなければ何も変わらないのも事実です。

 

【反省】よりも大切なことは【聞く】ことです。

 

  • どうして、その行動に至ったのか
  • 最近の悩みはあるのか
  • 何か不安なことや不満なことはあるのか

 

まずは聞くことから、全てが始まります。

 

 

聞くことを継続している家庭と、子供が悪さをした時にすぐ【反省】を求める家庭。

子供の成長には著しく差が生まれることは容易に想像ができます。

 

問題行動は、チャンス

子供が問題行動を起こしたら、どんな親でも謝らせたくなるでしょう。

 

ですが、ここはグッと我慢です。

チャンスなのですから。

 

問題行動とは、些細なことでもかまいません。

万引きや飲酒・喫煙のように大きなことでなくても、兄妹をぶったり、物を投げたりした行動も、問題行動の1つとしてカウントしましょう。

 

 

もちろん、他人に迷惑をかけることを肯定することはいけません。

ですが、問題行動を起こした直後、子供自身も後悔の気持ちがあるのです。

 

問題行動と起こすということは、大きな不満や、ストレス、生きにくさを感じているサインです。

 

後悔している時間も奪って早く謝らせろうとしたり、【お前は出来の悪い子だ。謝れ。自分のしたことを反省しろ】なんて言われたら。

 

子供はもっと感情を押さえ込むようになり、いつしかもっと大きな爆発が落とずれるでしょう。

 

 

謝らせて反省させるよりも前に、やらなければいけないことがあります。

心のケアです。

 

具体的には、感情を吐き出させることです。

気持ちを外に出すことが、回復のための第一歩につながります。

 

問題行動はチャンス、と思って聞くことと心のケアに徹しましょう。

 

子供は必ず変わっていきます。

 

理由を話せない子供は

 

ここは私の見解です。

 

子供の中には自分の気持ちを上手に説明できない子もいます。

 

例えば小さなお子さん。

他にも、感情を上手く表現できないお子さんや、感情を隠したがるお子さん。

 

そんな子たちには、「どうしてそんなことをしたの?」と聞かれても会話が成立しないこともありますよね。

 

そんな時はどうすればいいのでしょうか。

 

 

私の意見は、子供の気持ちを代弁することです。

 

小さなお子さんでしたら、アテンションが欲しくて物を投げたり叩いたりします。

こんな時に、「ダメでしょう!ごめんなさいは?」と言われても子供は悲しくなってしまい、自分の感情をおさえこむようになるでしょう。

 

しかも子供が小さければ小さいほど、自分の感情を表現できません。

1歳のお子さんが「ママがこちらを見てくれないので叩きました」なんて言えないですよね。

 

そんな時は、子供の気持ちを想像してみるのです。

 

楽しくて叩いたのかな?

ママが忙しくしていたからかな?

一緒に遊びたかったのかな?

 

こんな具合に、思いつく理由を聞いてみるのです。

 

そうすると子供はどこかでうなずきます。

それが嘘か本当かは、わかりません。子供ですから。そこを問い詰めたところで何も変わりません。

 

ですが、糸口になることは確実です。

 

そこから会話を広げて、ルールを設けたり話し合ってみましょう。

 

そうやって、日頃から感情を少しずつ出すことで、子供自身で感情表現ができるようになります。

この、小さな積み重ねが非常に重要なのです。

 

 

では感情表現が苦手なお子さんにはどう対応すればいいのでしょうか。

 

例えば、紙に書き出してとお願いするのも1つの手です。

口では表現できないけど、書けば整理することもあるでしょう。

 

ラインで気持ちを送っていいよ、と伝えるのも良い案です。

SNSなら使い慣れているお子さんも多いので、それを活用するのも大いにありです。

 

面と向かって話せなくても気持ちを伝える手段はあります。

 

お子さんの性格や年齢に合わせて柔軟に対応してみましょう。

 

まとめ|少しずつ吐き出させる

【反省させると犯罪者になります】

こちらの本を参考に、子供に【反省】させると深刻な問題につながる危なさを紹介しました。

 

子供が問題行動を起こした時、SOSのサインなのです。

心の支援のチャンスとも言えます。

 

ここで【反省】させるのではなく、子供の感情を受容的に対応すれば、親子関係も子供の将来もいい方向に転換していくでしょう。

 

私も1人の親として、こちらの本を教訓に日々の子育てに励みたいと思います。

 

本が気になった方は手にとってみてください。

約900円で、子育ての概念が変わります。

 

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